「どうして琴を習っていたのか……って?
ははっ、意外だったの?」
「大した理由はないよ。
親戚の演奏会から興味が出て、
始めてみたってだけ!」
「あの音が好きなんだ。
弾けるように音が生まれて、
伸びやかに響くでしょう」
「琴はね――独奏は楽しい。
なんてったって自由だからね」
「でも、重奏の方が面白い。好きなんだ。
四重奏をした時は最高だったよ!」
「音が重なって、景色が広がって……。
共鳴して、深まって、高まって、
ひとりじゃ作れない世界が生まれる。
なんだかレースに似ているよね。ふふっ」
「……――そうだ!」
「琴、貴方もやってみない?」
「大丈夫だよ、私が教えるから!
フーセンガムだって君、できたじゃない。
だからまずは一曲、『うさぎ』からでもさ」
「私は、貴方と一緒に奏でてみたい。
……いけない?」
ははっ、意外だったの?」
「大した理由はないよ。
親戚の演奏会から興味が出て、
始めてみたってだけ!」
「あの音が好きなんだ。
弾けるように音が生まれて、
伸びやかに響くでしょう」
「琴はね――独奏は楽しい。
なんてったって自由だからね」
「でも、重奏の方が面白い。好きなんだ。
四重奏をした時は最高だったよ!」
「音が重なって、景色が広がって……。
共鳴して、深まって、高まって、
ひとりじゃ作れない世界が生まれる。
なんだかレースに似ているよね。ふふっ」
「……――そうだ!」
「琴、貴方もやってみない?」
「大丈夫だよ、私が教えるから!
フーセンガムだって君、できたじゃない。
だからまずは一曲、『うさぎ』からでもさ」
「私は、貴方と一緒に奏でてみたい。
……いけない?」