朝方にポストから取り出した封筒を持って、
レース場へやってきた。
差出人は……アストンマーチャン。
「親展
※ただしレース場まで開封厳禁!!!!」
「以下の約束を宣誓して、
彫刻刀を用いたかの如く深く刻むべし
(朗読必須)」
「♡ひとつ、絶対にまばたきしません♡
コンマ1秒の世界に生きるマーちゃんを、
網膜に焼き付けることを誓います!」
「♡ひとつ、レース中のマーちゃんコールを
絶対に欠かしません♡
ふれふれマーちゃんを唱え続け、
専用の声帯にすることを誓います!」
「♡ひとつ、雨具は使いません♡
雨の予報ですが、走るマーちゃんと
同じ空気、同じ熱量を感じ、
一体感を全身に宿すことを誓います!」
「しっかり心に刻みましたか?
ではでは、ふたりにとってよき一日を」
無理難題に慄きながら、便せんをしまう。
その拍子に、別の折りたたまれた
メモ書きが封筒から落ちた。
「追伸:先頭は一度も譲りませんから。
あなたのレンズで、とらえやすいように」
レース場へやってきた。
差出人は……アストンマーチャン。
「親展
※ただしレース場まで開封厳禁!!!!」
「以下の約束を宣誓して、
彫刻刀を用いたかの如く深く刻むべし
(朗読必須)」
「♡ひとつ、絶対にまばたきしません♡
コンマ1秒の世界に生きるマーちゃんを、
網膜に焼き付けることを誓います!」
「♡ひとつ、レース中のマーちゃんコールを
絶対に欠かしません♡
ふれふれマーちゃんを唱え続け、
専用の声帯にすることを誓います!」
「♡ひとつ、雨具は使いません♡
雨の予報ですが、走るマーちゃんと
同じ空気、同じ熱量を感じ、
一体感を全身に宿すことを誓います!」
「しっかり心に刻みましたか?
ではでは、ふたりにとってよき一日を」
無理難題に慄きながら、便せんをしまう。
その拍子に、別の折りたたまれた
メモ書きが封筒から落ちた。
「追伸:先頭は一度も譲りませんから。
あなたのレンズで、とらえやすいように」